2017年12月11日月曜日

スペインで日本語と中国語と、どちらが人気?

    今日は、スペインで日本語学習は人気かどうかについて。

イギリスでは日本語を学ぶ学生が減って、中国語のほうが人気という話を

聞きました。スペインでは?

スペインでも、マドリッド、バルセロナ、バレンシアの都会と、また地方では

だいぶ違います。

そこで、新聞「ABC」の記事を紹介(2017年1月4日)。

http://www.abc.es/sociedad/abci-estos-idiomas-extranjeros-mas-estudian-espanoles-201701042125_noticia.html

「外国語の学習は大多数のスペイン人にとって、教育システムの中で数学に次いで

第二に大切な科目になった」というものです。

 Centro de Investigaciones Sociológicas (CIS 社会学的研究センター) 
による、12月の指数で出た結果だそうです。 
「スペイン人が学ぶ外国語で一番多いのは、
英語77,9%、ついで、
フランス語11%、
ドイツ語7,8%、
イタリア語2,8%、
日本語2,1%、
アラビア語1,4%、
中国語1,1%、
ロシア語1,1%、
ルーマニア語と韓国語が0,4%」
El Instituto del Servicio Exterior del Departamento de Estado norteamericano 
(北米州外サービス局 ※うまく翻訳できません)によると、「スペイン人は
スペイン語に似ているという理由で、フランス語と同様、イタリア語または
ポルトガル語が外国語の中でいちばん易しいと思う」そうです。
「これらのひとつをおおよそマスターするには、最低でも575~600時間
のクラスが必要」だそうです。

そして、「日本語と同じくらいアラビア語は、学ぶには外国語の中で例外的に
難しい( excepcionalmente difíciles)。同様にベトナム語または、韓国語も。
おおよそマスターするには、2,200時間必要」とのことです。
おおよそマスターするは、Dominar básicamenteを翻訳しました。
2,200時間というと、一週間に4時間半のクラスとして、
約10年間Σ(・□・;)。
日本語を教えていて、クラスを5,6年続けた生徒さんで、B2、または C1
のレベルまで行きます。ここからレベルを上げるのが一苦労。

新聞記事は、中国語とドイツ語について語っています。
「中国語は第7位である。中国は世界経済第二位のパワーで、多くの海外企業は
中国といい取引をしたいために、中国語を話せるプロを探している現状である。
それゆえ、中国語を学ぶ人がスペインだけではなく、世界中で増えた」
El Goethe Institut はドイツ語のレベルC2を得るために、990時間のクラスが
必要と再評価した。ドイツ語を学ぶ一番の理由は、疑いもなく仕事の機会を
得るためである。オーストラリアは、ユーロを使用する国々の中で失業率が
一番低いし、スイスは富裕の国々の一つで労働条件がいいし、そして、
ヨーロッパのエンジンであるドイツは雇用の機会が多い」

そのうち、中国語学習者の数は日本語学習者数を超えるかもしれません。

ただ、どんな外国語でもずっと続けて、B1, B2, C1, C2レベルまで行く人は少ないです。

私の住む市で、数年前中国語が開講しました。新学期は学生が20名かそれ以上いた

そうですが、徐々にやめて、学期最後には半数に減ったそうです。

ホントに「石の上にも3年」ですよ。


にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ  にほんブログ村 外国語ブログ 日本語(外国語)へ

にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿