2018年3月4日日曜日

スペインではなんでもフラメンコに見える

 今から7年前のことになりますが、住んでいる市のお祭りの衣装を友人から

お借りして、初めて着ました。女性の場合、Castellonera カステヨネーラという

服装になります。市のリェド聖堂へのお花の献花に参加させていただきました。



この衣装は、農家の家でもお金持ちの地主の娘さんの衣装です。

だから、生地の素材は絹で、ベールはフランス製の〇〇世紀のものだとかいって、

今でもすべて揃えると、とても高価になります。


この献花のパレードは、市役所からリェド聖堂まで歩いていきます。


さて、この行事が終わって、友人とご家族と家へ帰るとき、駅前を通ったら、

なんと、サッカーチーム FC Barcelona のバスが、休憩先のホテルを出ようと

しているところでした。この日は、隣市の Villa realで ビジャレアールのチームと

対戦するスペインリーグの試合の日。


友人にここで車を降りて選手をみたいと言うと、カステヨネーラの衣装を着た娘さんも

一緒に降りて、チームを見たいと。実は、私、バルセロナチームの大ファンです。


その時、友人が「あっ、日本人!」と言ったので、横を見ると、色黒の男性2人が

歩道に立っていました。

実は、あまりにも色黒で、私は日本人かなとかなりの疑いの目。


車を降りて、私は男性2人に尋ねました。

「すみません、日本人の方ですか」

男性「はい、そうです」

「もしかしたら、今からサッカーの試合を観に行かれますか」

男性「はい、ここから歩いて行けますか」

「いいえ、駅からタクシーに乗ったほうがいいですよ」

男性は私たちの衣装を見て

フラメンコダンサーなんですか

私、かなり笑いながら、答えました。「いいえ」

男性 「じゃあ、ファジャス?」 

ファジャスはバレンシアの火祭りのこと。

私 もっと笑って、「いや、これはカステヨンのお祭りのものです」

男性は、ピンと来ない様子。たぶん、サッカーの試合に来ただけなので、スタジアム

の隣の市でお祭り開催中だということを知らなかったのでしょう。

そして、スタジアムはカステヨンの隣市ビジャレアールにあるということも。


だから、もう一度同じことを尋ねて

「ここから、スタジアムまで歩いていけないんですか」

私 「歩いていったら、試合、終わってしまいますよ」ホントですよ

2人の男性はまだ信じられない様子でした。さて、無事に着いたでしょうか?


私たち、フラメンコダンサーに見えますか??



日本人にとって、スペインではなんでもフラメンコ衣装に見えるんでしょうね。

スペイン人の中には、中国服を見ても

日本の着物でしょう」とコメントする人がいます 😢😢😢


カステヨン・デ・プラナ市のマグダレーナ祭、ただいま開催中です。

リェド聖堂への献花は、3月10日土曜日の16時から、次の道程で。

Plaza Mayor を出て → Calle Arcipreste Balaguer  → Calle Mayor  →

Plaza María Agustina →  Avenida de Lledó → Basílica Lledó 到着

時間がありましたら、足をお運びください。



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