2018年3月7日水曜日

東北でほとんど手を付けてもらえなかったトルティーヤの寂しい思い出

 日本でスペイン料理を一般家庭に広めた最初の人って、


おおつきちひろさんでは、と個人的に思っています。レシピ本をたくさん

出されています。


私がスペインへ来てから、( 東京で )購入したのはこれ。





本当にずっと昔、小西章子さんの「スペイン子連れ留学」を読んだのですが、

そのなかで、スペイン料理を二つほど紹介していたのを覚えています。

Tortilla de patatas (トルティーヤ・デ・パタータス ) と ピーマンサラダ。

このサラダは、スペインへ来てから知ったのですが、Escalivada ( エスカリバーダ )

 というカタロニア料理で、赤ピーマン、玉ねぎ、ナスなどをオーブンで黒焼きにし

た後、皮を向いて、塩とオリーブオイルをかけて食べます。

このレシピでは、お酢をちょっと加えていたと思います。



思い出すのは、これもずっと昔、私が日本の東北の〇〇市にいたころ、ご近所で

送別会があって、一人1品ずつ持っていくことになりました。

私は、おおつきさんのレシピでトルティーヤを作り、皆さんが集まっているご近所の

お宅へ持っていきました。

出典: Bastiania.com


もしかしたら、私、まだ誰も知らないスペイン料理を作ったのよと得意げな顔

していたのかもしれません。

トルティーヤの塩味が少なかったのかどうかわかりませんが、青森出身の方おひとり

味見して、「味しない。なんかソースかけたいね」と一言 😢 


その後、結局どなたも手を付けず、そのままうちへ持ち帰りました。

食べ物に対して保守的だなあと思いながら。( ;∀;)

その送別会、私だけ関東地方出身で、その他の方々は東北出身の方でした。

出身は、関係ありませんがね。好みの問題?


たしか、その市の駅ビルのレストラン街にスペイン料理のお店あったと思います。

そこで、初めてカタツムリのスペイン風という少し辛い料理を食べました。

おいしかったですよ!


私の料理はたいてい塩少な目なんですが、オリーブオイルでよく炒めたじゃがいもの

味がわからないのかなあ。

オリーブオイルからだしが出るって、おおつきさんも本に書いてらっしゃいました。


うちの母がスペインへ来たとき、いろいろなスペイン料理を作りました。

その中で、何が一番おいしかったと訊いたら、

「たことじゃがいものトマト煮込み」がよかったと。

この煮込みは、

おおつきさんのレシピ本「スペイン熱い食卓 本場仕込みのやさしい家庭料理」

を見て作りました。

「Pulpo guisado」(プルポ ギサード ) Guisado は煮込みのことです。




オリーブオイルからだしが出て( 私の味覚では味噌のような )、それで母には

日本の煮物に似ておいしかったのではないかなと思っています。

ホント、うちの母は煮物ばかり作っています。





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